営業向けAI活用研修の事例:提案資料のAI化で年1200万円削減

営業向けAI活用研修の導入事例です。人材派遣会社(営業部門・約25名)が、提案資料作成・企業リサーチ・営業メールといったノンコア業務をAI化し、営業組織全体で年間1200万円以上のコスト削減を実現しました。導入前の課題、研修を選んだ決め手、具体的な研修内容と成果を紹介します。営業向けAI活用研修そのものの選び方は営業向けAI活用研修とは何かを解説した記事をご覧ください。

提案作成・リサーチ業務のAI化で年間1200万円以上の人件費削減

顧客概要従業員数50名規模 / 人材派遣会社(営業部門)
導入サービス営業向けAI活用研修
導入の背景コスト削減
主な成果年間1200万円以上の人件費削減

営業向けAI活用研修を導入する前の課題

営業活動の多くの時間が「作業」に使われていました。当社は、企業向けに人材派遣を提供する人材会社です。営業部門には約25名の営業担当がおり、新規開拓から既存顧客フォローまで幅広い営業活動を行っていました。

当社では以前から生成AIに関心があり、一部の営業担当者がGeminiを使ってメール作成や情報収集を行うなど、部分的なAI活用は始まっていました。しかし、実際には次のような課題がありました。

AIを使っている人と使っていない人の差が大きい

営業担当によってAI活用のレベルが大きく異なり、組織としての生産性向上にはつながっていませんでした。また、営業活動の多くの時間が以下のノンコア業務に使われていました。

  • 企業リサーチ
  • 提案資料作成
  • 営業メール作成(派遣スタッフ、派遣先企業)
  • 顧客情報整理(データ整理)

これらは営業活動に必要な業務ではあるものの、売上を直接生む業務ではありません。営業担当1人あたり、1日1〜2時間がこうした作業に費やされており、組織全体で見ると膨大な人件費が発生している状態でした。

加えて、AIを使う場合も「とりあえず質問してみる」といった使い方が多く、営業プロセスにAIが組み込まれている状態ではありませんでした。その結果、AIを使っているのにノンコア時間(作業時間)はほとんど減らないという状況が続いていました。

この状況を変えるには、AIの知識を広く学ぶ研修よりも、営業の実務に踏み込んで成果につなげる営業向けAI活用研修が必要だと考えました。

営業向けAI活用研修を選んだ決め手

当社ではAI活用を組織全体に広げるという大きな方向性がありました。しかし社内で行うには知識やリソースの観点で難しく、外部のAI研修の導入を検討していました。ただ、一般的な法人AI研修の多くは

  • 生成AIの基礎
  • 汎用的なChatGPTの使い方
  • AIの最新トレンド

といった幅広いテーマを浅く広く学ぶ内容が中心でした。営業部門としては「AIの知識」ではなく、営業のノンコア時間を減らす「実践的なAI活用」を求めていました。その中で株式会社AnataAI様の営業向けAI活用研修をご依頼した理由は次の3点です。

①営業業務に特化している

一般的なAI研修は

  • マーケティング
  • バックオフィス
  • 開発
  • 企画

など幅広い業種、業務を対象にしています。一方、AnataAI様の営業向けAI活用研修は営業業務だけに特化しています。そのため

  • 営業リサーチ
  • 提案資料の作成
  • 営業メール
  • 顧客分析

など、営業の実際の業務プロセスの中で、成果を出すためにAIをどう使うかを具体的に学べる点が今の私たちの課題に合うと思いました。

②ChatGPTとGeminiに特化している

生成AIはさまざまなツールがあります。研修会社様の選定段階でも、様々なAIツールの知識習得ができる研修会社様も多かったです。しかし当社の業務で使われるのはChatGPTとGeminiが中心です。AnataAI様はまさにChatGPTとGeminiに特化されており、実務ですぐにAIを活用できる研修である点が導入の決め手となりました。

③コスト削減を目的とした研修

今回の研修では、AIの理解ではなく営業コストの削減を明確なゴールとして設計しました。そのため、

  • 営業リサーチ
  • 提案資料作成
  • 営業メール作成

といった業務の中でも特に時間のかかる業務に絞って、具体的にAI化する仕組みを構築しました。

営業向けAI活用研修の内容

ChatGPTとGeminiを活用した営業業務のAI化

営業向けAI活用研修では、営業担当が日常的に行っている業務をAIで効率化する仕組みを構築しました。

営業リサーチのAI化

  • 企業情報
  • 業界動向
  • 課題仮説

などをChatGPTとGeminiで整理するテンプレートを作成。これまで30分以上かかっていた企業リサーチを数分で実施できる仕組みを構築しました。

提案資料作成のAI化

営業提案の構成テンプレートを作成し、AIで

  • 提案ストーリー
  • 課題整理
  • 提案内容

を自動生成できるようにしました。これにより営業担当がゼロから資料を作る必要がなくなりました。

メール作成のAI化

顧客への営業メールでは

  • 新規アポイントメール
  • 提案メール
  • 休眠顧客の掘り起こしメール

派遣スタッフさんへは

  • お仕事紹介メール
  • フォローメール

などを1to1メールとして、送る相手に合わせてオリジナルのメール作成ができるテンプレートを整備しました。

営業向けAI活用研修の導入後の成果

営業向けAI活用研修で整えた仕組みが営業組織に定着し、私たちの営業では作業にかけていた時間が目に見えて減りました。工程ごとの具体的な変化を紹介します。

営業コストを大幅削減

研修導入から約3ヶ月で営業組織に着実に定着し、生産性に大きな変化が生まれました。

提案資料作成時間

2時間 → 20分

提案作成の大部分をAIがサポートするようになり、資料作成時間を大幅に削減できました。

営業リサーチ時間

30分 → 5分

企業調査をAIテンプレート化したことで、営業準備の時間が短縮されました。

営業メール作成

10分 → 1分

営業メールの下書きをAIが生成することで、文章作成時間を削減しました。

年間1200万円以上の人件費削減

営業担当25名の業務時間を分析した結果、AI活用により1人あたり1日約1時間の業務削減が実現しました。これを人件費換算すると営業組織全体では、少なく見ても年間1200万円以上のコスト削減効果が見込まれています。

担当者コメント(お客様の声)

「以前からGeminiを使っている社員はいましたが、個人レベルの活用にとどまっていました。今回の研修で大きかったのは、AIを営業プロセスに組み込む形で整理できたことです。営業の作業時間が確実に減り、営業担当が顧客や派遣スタッフさんとのコミュニケーションに時間を使えるようになりました。

AI研修はたくさんありますが、営業に特化している研修は非常に少ないので、営業組織として非常に価値のある研修だったと感じています。」

参考記事:Gemini研修を法人で導入するには?AI研修企業のおすすめの選び方

受注率アップを実現した事例は営業向けAI活用研修で受注率を上げた事例でも紹介しています。

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